ビルド番号の自動採番を有効化

Microsoft Visual Studio に関する記載です。

バージョン番号指定を '1.0.*' とすることで、ビルド番号とリビジョン番号を自動的に採番する手順について記載します。

 

バージョン番号
バージョン番号 付与例

 

 

 

 

本ページで記載の内容は、下記環境で確認しています。

 

[評価環境]

コンパイラ : Visual Studio 2022 pro., Version 17.14.29 (March 2026)
OS : Windows11 home, 25H2

 

 

Step 1: 最初の状態を確認

WinForm (.NET Framework) のアプリを作成し、アセンブリ情報を確認します。

すると下図のようになっています。

ファイルバージョンの初期値は "1.0.0.0" でしたが、次の確認を目的にここでは "1.2.3.4" に変更しています。

 

バージョン番号 

 

アプリケーションをビルドしてプロパティを確認すると、下図のようになりました。

上記「ファイル バージョン」に記載の内容が 「ファイル バージョン」「製品バージョン」として使用されることがわかります。

ビルドしたアセンブリに付与されているバージョン番号 

 

 

Step 2: アセンブリ バージョン を '1.0.*' にする

ここで「アセンブリ バージョン」を下図のように変更します。

アセンブリバージョンを * で表記

 

この状態でビルドすると、

error CS8357: 指定されたバージョン文字列 '1.0.*'
には、決定性と互換性のないワイルドカードが含まれています。バージョン文字列からワイルドカードを削除するか、このコンパイルの決定性を無効にしてください。

というメッセージを出力してビルドエラーになりました。

 

 

Step 3: コンパイルの決定性を無効にする

アセンブリバージョンを '1.0.*' とするには、コンパイルの決定性を無効にする必要があるようです。

コンパイルの決定性を無効にするには、プロジェクトの設定ファイル (xxx.csproj) をテキストエディタなどで開き、<Deterministic> の設定を false にして追加する、もしくは同じ設定項目が既にある場合は、truefalse に変更します。

 

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<Project ToolsVersion="15.0" xmlns="http://schemas.microsoft.com/developer/msbuild/2003">
  ...
  <PropertyGroup>
    ...
    <Deterministic>false</Deterministic>
  </PropertyGroup>
  ...
</Project>

 

これで正常にビルドできるようになりました。

しかし、残念ながらビルドでできたアセンブリに記載のバージョンは下図の通り、ファイルバージョンを適用されます。

 

 

Step 4: [assembly: AssemblyFileVersion("1.2.3.4")] をコメントアウト

"Properties/AssemblyInfo.cs" ファイルを開き、[assembly: AssemblyFileVersion("1.2.3.4")] の部分をコメントアウトします。

 

バージョン番号

 

この状態でビルドすると、下図のようになりました。ビルド番号、リビジョン番号 が自動付与されるようになりました。

バージョン番号

 

NOTE

ビルド番号は、2000/01/01 からの経過日です。

リビジョン番号は、現地時間の午前 0 時からの経過秒を 2 で割った値です。

 

設定可能な例

設定不可な例

 

 

ライセンス

本ページの情報は、特記無い限り下記 MIT ライセンスで提供されます。

The MIT License (MIT)

  Copyright 2026 Kinoshita Hidetoshi

Permission is hereby granted, free of charge, to any person obtaining a copy of this software and associated documentation files (the "Software"), to deal in the Software without restriction, including without limitation the rights to use, copy, modify, merge, publish, distribute, sublicense, and/or sell copies of the Software, and to permit persons to whom the Software is furnished to do so, subject to the following conditions:

The above copyright notice and this permission notice shall be included in all copies or substantial portions of the Software.

THE SOFTWARE IS PROVIDED "AS IS", WITHOUT WARRANTY OF ANY KIND, EXPRESS OR IMPLIED, INCLUDING BUT NOT LIMITED TO THE WARRANTIES OF MERCHANTABILITY, FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE AND NONINFRINGEMENT. IN NO EVENT SHALL THE AUTHORS OR COPYRIGHT HOLDERS BE LIABLE FOR ANY CLAIM, DAMAGES OR OTHER LIABILITY, WHETHER IN AN ACTION OF CONTRACT, TORT OR OTHERWISE, ARISING FROM, OUT OF OR IN CONNECTION WITH THE SOFTWARE OR THE USE OR OTHER DEALINGS IN THE SOFTWARE.

 

 

参考

 


 

変更履歴

2026-04-08 - 新規作成

 

Programming Items トップページ

プライバシーポリシー